塩田千春展 -たましいがふるえる- 見た。
森美術館。
天井から吊るされた糸で表現された、いくつもの空に浮かぶ白い船が出迎えてくれる。その下を通って展覧会場へ。
「どこへ向かって」
2017/2019年
白毛糸、ワイヤー、ロープ
赤い糸で紡がれた船。絡み合う赤い糸。
「不確かな旅」
2016年
鉄枠、赤毛糸
空間が赤く染められている。
圧倒的な空間。
意識の繋がりと関係を目に見えるように、というか自分も大きな作品の空間に取り込まれて繋がる様な感じ。
燃えたグランドピアノ。
糸の色によって空間が一変。
「静けさの中で」
2008年
焼けたピアノ、焼けた椅子、黒毛糸
「時空の反射」
2018年
白いドレス、鏡、鉄枠、Alcantaraの黒糸
廃棄されたベルリンの窓を使った作品。
「内と外」
2009年
古い木製の窓、椅子
生活の痕跡が残る。
本当に魂が震えるような作品展だった。そしてこれがパーマネント設置では無くて各地での個展の度に組まれているという驚き。
「集積―目的地を求めて」
2016年
スーツケース、モーター、赤ロープ
約430個のスーツケースが振動し続ける作品。
本当に魂が震えるような作品展だった。そしてこれがパーマネント設置では無くて各地での個展の度に組まれているという驚き。
僕が最初に塩田千春さんの作品を意識的に見たのは20年近く前の横浜トリエンナーレで天井まで十数メートルもある大きな5つの白いドレスから泥水が滴り落ちている作品で今でも強く印象に残っている。
※動画・写真の撮影は一部を除いて許可されています
【2019/10/23:追記】
塩田千春 窓に滲む生活感や匂いが作品に力を与える | Interviews | 窓研究所 WINDOW RESEARCH INSTITUTE https://t.co/3KFBRiNYqz
— 山中 環 (@tamaki) October 23, 2019