幼なじみと伊勢崎勝人さんの個展へ

仙台へ。

ついこの間、東京から個展にも来てくれた幼なじみの眞由美さんを仙台駅まで迎えに。カミさんと3人でランチ。

S-PAL地下一階「杜の都寿司田」へ。一番乗りだったので一日限定10食のまる得ランチ!漬け丼、せり蕎麦、竜田あげのせサラダで 1000円でお釣りが来る972円!! 美味しかった。

SARP(仙台アーティストランプレイス)に、伊勢崎勝人さんの「箔の世界展」を見に行く。

世田谷区の小学校で幼なじみの眞由美さんは、女子高生の頃、親しくしていた人の縁で、学生時代の伊勢崎勝人さんが他の芸術を目指す学生たちとたまり場のようにしていた場所で時々出会っていた!ある時、展覧会のチケットをもらって見に行った作品に衝撃を受けて初めて絵画で感激したのが伊勢崎勝人さんの作品だったそうだ。寺岸さんのFacebookの投稿で個展が開催されることを知り、どうしても見たいという思いになったので、駅からのアクセスの悪い場所なので車で送りがてら一緒に見に来た。
Teragishi Photo Studio & Production Inc.サイトの伊勢崎勝人さん関連のエントリーはこちらから

眞由美さんは絵が見られるだけでも良いからと行って、わざわざ東京から伊勢崎さんの個展に来るためだけに来たのだけど、せっかく東京から来て会えないと残念、お昼どきだし、と心配していたんだけど会うことが出来て昔話に話を咲かせることが出来て良かった。それにふたりともとても楽しそうで「幸せ」のお裾分けもらった。そりゃそうだ。学生の頃の自分の絵に感激した女子高生が、大人になってまた絵を見に来てくれて、喜ばない人はいないでしょう。僕だって昔、中学校の美術教師をしていた時の教え子が、個展を見に来てくれることは、もう本当に、本当に特別なこと。
僕も伊勢崎さんには、中本誠司美術館などで何度かお見かけしたけど、お話する機会はなかったけど混ざって一緒にお喋り出来て楽しかった。(今度、共通の知り合いの作家も集う宴会に混ぜてもらうことになった・笑)

隣室の「青野文昭-人のおもかげ-展」

SARPの後、SMT(せんだいメディアテーク)へ。

この後、予定が詰まっていて10分しか余裕がなかったんだけど、どうしてもこの作品が見たくて、これだけを見に来た。

第68回新現美術協会展。300円払って急いで会場の中へ。小走りに広い会場からこの作品を探す。あった、すごい!なにこの存在感!

角材とベニヤ板だけで作られた立体作品。タイトルは「バスに乗り遅れるな」

バス。。。COPY&FAX複合機に見えますが。。。

すごいなぁ、この作り込み。必死になって見に来た甲斐があった、目に至福。

この作品を作った横山信人さんとは彼がまだ学生の頃、ある作家の大規模個展のための準備、制作補助でしばらく一緒に過ごした事があった。

素直で前向きなエネルギーにあふれていた青年は、今もたまにどこかの美術館の搬入とかで出会ってもその印象は変わらない。会員賞受賞、おめでとう!

エネルギーもらった。作品に、お前も(もっと)頑張れよって言われた。来てよかった。
眞由美さんを仙台駅まで送って、急いで地元へ車を走らせる。

10分遅れで間に合った。カミさんとお呼ばれしていた、たこ焼きパーティー。4人で乾杯!

焼きは担当します。が、我が家のはガスレンジに乗せる鉄のタイプ。電気の温度がわからないので1回目は火が強すぎてうまく珠にならないものもあったけどご愛嬌。美味しかったから良いのです。このタコは中原中也賞を受賞した須藤洋平さんが最新の詩集「赤い内壁」を発行した西田朋さんに送ってきたもの。ご相伴にあずかります。ごちそうさまです。

美味しくて、会話がなんと刺激的だったこと。精神の自由度は年齢とは関係無いと実感。歯に衣着せぬ言葉も価値観と美意識を共有するところが多いとストンと心に沁みた。

久保田も沁みた。ごちそうさまでした。