横山信人 ベニヤ板造形展

楽しみにしていた、横山 信人くんの個展を見に、地元のギャラリー、アートスペース無可有の郷へ。

「横山信人 ベニヤ板造形展」。

ベニヤ板で彫刻を作る、というのは横山くん以外に見たこと無い。しかもこのスケール。

そして彫りの繊細な事。

しかもこれを彫刻刀ではなく、カッターナイフと小さなルーターだけで彫っているというから驚く。

剥き出しの素材感も効果的だし薄いベニヤ板を貼り重ねて塊にして彫るために浮かび上がる模様も計算してすごく効果的。

とにかく滅茶苦茶面白い。

すごく刺激的。今回、まとめて作品を見る機会を得てすごく嬉しい。

個人的にこれからも新作が超楽しみな作家のひとり。

明日、2022/07/18まで。超々オススメの個展です。

アートスペース無可有の郷で作家の横山くんに会えた。

彼と最初にあったのは今から23年も前。1999年、彫刻家の小林晃一( @manabittomura )さんの埼玉県立近代美術館での大規模個展で事前の作品制作、準備、美術館への搬入展示に美術を学んでいる学生もたくさん手伝いに来ていた中のひとり。小林さんのアトリエのあった大和町でベコ(牛)を飼うための藁を長期間屋外で保存するためのに藁を円形の家の様に積み上げる”わらにお”の技術を地元の方に習い美術館でそれを再び組み上げるのが僕の担当だった。大学時代に毎日その前のバス停から通っていた美術館の一室に2mをはるかに超える高さの”わらにお”を積み上げるのは滅茶苦茶楽しかった。小林さんがくれたこの貴重な体験の感動と興奮は今もこの胸にある。その個展の準備期間中も小林さんや学生たちと合宿してるみたいで本当に楽しかったなぁ。搬入の日は小林さんの旅館の様な実家にみんなで泊まって乾杯したのもまるで遠足の様だった。横山くんは忙しい仕事を持ちながら今でも制作を続けている、その理由のひとつに小林さんからか言われた一言があったっていう話を教えてくれた。お互い今でも制作を続けられている事が嬉しいし、昔の話が出来るのも楽しい。

そしてさらに水彩画家の柴田治さんご夫妻にも会えた!

嬉しくてギャラリーのカフェでおしゃべりしていたら、あっという間に2時間!体感2分・笑 今度、山形に一緒に遊びに行きましょう!

小林晃一さん( @manabittomura )の1999年の埼玉県立近代美術館での大規模個展の際に宮城の藁で作った”わらにお”の制作の様子と完成の(紙焼き)写真見つけた。

全部、宮城の藁だけで出来てます。

俺、肩まで髪の毛あってキモい。

横山くんも写ってるよ