レリーズボタンのへたり

12102401.jpg 仙台のCanonでデジタル一眼レフのセンサークリーニングをお願いする。お客さんが多いのか今日は1時間はお待ちいただきます、という事だった。でもこの窓口はいつ来ても親切でていねい。
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 Canonのフォトギャラリーを覗く。川村高弘という写真家の写真展「第三楽章」〜フリーハンドで描く風景〜。わざとシャッターを押す時にカメラを動かして「ぶれた」写真を撮る。それをフリーハンドと呼んでいる。先日見た東山魁夷の桜の絵のような青い空を背景に満開の1本の桜の木、なんて出来るだけピントを合わせたくなるような写真も。林間の写真も限りなく抽象画に近くなっているものもあって新鮮だった。このギャラリー、思わぬ素敵な展覧会に出会う確率高し。
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 「くろすろーど」まで歩いて志賀英二さんの個展を観る。先月、宮城県美術館で「渦巻き」のガラスの作品を見てとても新鮮だった。話を聞くと「なんで渦巻きばかり作ってるのかと自分でも思っていたけど自分にとっては木目」大工の倅で小さい頃から木目を見て育ってきたのだそうだ。なるほど。それにしても、渦巻きのグラスは透明だからこちら側の渦と向こう側の渦が干渉しあってモアレになってほんの少しの視点の移動でモアレが踊りだして美しい。ワインとか注いだらまた全然、別の表情を見せてくれそう。
 土地勘の無い仙台、今でもすぐに迷う。土地勘を養うため、あちこち歩いてカメラを取りに戻る。
 シャッターがだいぶへたっていましたが今回はそのままにしておきました。もしかしたら近いうちに修理が必要になるかもしれません、と言われてびっくり。
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※レリーズボタンのへたりを確認しましたが、今回はそのままとさせていただきました。

 そんな事あるんだ。知らなかった。参考までに、と修理代金を聞くと約10,000円。
 5年前に買って過酷な環境でもずいぶん使ってきた。全ての写真はこの小さなシャッターを押して撮ってきたんだから、言われてみればものすごい重労働をしてきた訳だ。現在 iPhoto に入っている写真だけで7万枚以上。そのうちの1/3がデジイチで撮ったとして僕は「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」作戦で撮っているから削除する写真がその5倍あるとすると10万回以上、この小さな部分を押し続けてきた訳だ。(といっても10万回が多いのか少ないのかも体感が無いからわからない)もう少し壊れずに動いておくれ。