ハモン・セラーノ

久しぶりに cafe 食堂 BAOBAB さんへ。家から微妙な距離でなかなかランチや午後にタイミングが合わなくてなかなか来られなかった。ミニ写真展や作品展のDM置いていただいたり、いろいろお世話になっているのに。お昼にすぐ近くにいたので他に選択の余地はなかった。

15031504

やっと来られた。ランチにベトナム焼きそばをいただいた。僕はパクチーが大の苦手でほんの少しでも入っていたらお手上げ。それでタイ料理が苦手。でも今日、初めてアクセントとして美味しく感じた。とうとう!生まれて初めて!マスターが言うには単体では美味しくなくても混ぜたらはまる、と。なんかこれをきっかけにはまるかも。次に来たときは「パクチー別皿でひと山出して」と言う(ウソ)

15031506

美術や展覧会や映画や美味しいものの話をしていたら、僕の大好きなハモン・セラーノのまだほとんど切っていないほとんど丸ごとの塊が、キッチンの棚の上に鎮座しているのを見つけてしまった。
塩漬けして蝋で固めていること。だから冷蔵の必要のないこと。むしろ冬の東北は熟成させるには温度が足りないので、熱の上がる棚の上に置いてあったことなどなど、教えてもらった。僕がたまに食べることができるハモン・セラーノは冷蔵庫から出してきたビニールの袋を切って食べる物なので、ある程度の温度があった方が熟成が進んでさらに美味しいなんて、全然知らなかった。

15031505

「で、薄〜く切った方が美味しいんですよね?」と質問すると「そうなんです。できるだけ薄く切った方が美味しいんです」と言いながら棚から降ろしたハモン・セラーノを薄〜く薄〜く切り始めたマスター「ちょっとだけですけど」って完全に催促した!スミマセン。そして滅茶苦茶美味しかったデス。

マスターと奥様に聞くと。さらに切る部位でも全然味わいが違うのだそうだ。サーブしながら少しずつ無くなっていって、途中で上と下をひっくり返していくけど、やっぱり美味しさの決め手は「脂」。この辺が特に美味しいんですよって教えてもらったけど、いつか食べ比べを試せる日を夢見よう。ごちそうさまでした。

ひとりで来てもいろんな話が出来て、楽しくてお洒落で美味しい、BAOBAB

15031507

すぐ近くの竹駒さんへ。いつもは何もお願いすることなく、ただ手を合わせるだけなんだけど、この数ヶ月は竹駒さんの近くを通るときは必ずよって、ひとつのことをお願いしていた。遅くなって門が閉まっているときは境内まできて手を合わせていた。今日はいろいろお世話になりました、のお参り。今度からまた、ただ手を合わせるようになるだろう。