夕日撮り:20160324

16032401

家の前を流れる田んぼの水路越しの朝日。

16032402

なんか雪のような空。雪が降ってもおかしくない寒さだけど。

16032403

ドラマティックな朝日を見ながら仕事場へ。

16032404

東京個展に並べようと思っている「Double Life」の続き。磨き用の布で#1200番 まで磨いてみたら、少し周りが映り込みすぎ、光りすぎ。少し番数落としてみる。っていうか水が冷たいよ!すぐ手の感覚なくなる。触っても形が分かり辛くなる!さぶっ。

16032405

細かさの違う各番数の砥石、耐水ペーパー、磨き用クロス、様々に組み合わせて、好みのしっとりした黒に持っていきたい。毎回、試行錯誤。今の時代、砥石を使って時間をかけて手で磨く人なんていないのだろうか。以前は普通に道具屋さんから買えた、必要な番数の砥石を全部揃えることが出来なくなっている。粗いか細かの両極端はあるけど、僕に必要な中間の細かな何段階もの砥石はもう製造されていなかったり、売っていなかったり。困ってる、廃業した石屋さんを訪ねるか。

16032406

欲しかった黒に近づいた。今回は機械で#1000番 まで磨いた後、クロスで#1200番 光り過ぎで#600番 耐水ペーパーで#800番 #1000番 クロスで #1500番 で落ち着いた。行ったり来たりしないで、最短距離を走った方が早いのはわかっているんだけど、国や産地の違う石毎に変わってくるし、きっと効率じゃなくて、行きつ戻りつの、この手間と時間が、納得のいく仕上がりには欠かせないのだと思う。作っているのは、そういうものなんだ。工業製品じゃない。この後、磨きがかかってしまった、ノミ仕上げの部分を、再度ノミ打ち。だったらノミはしないでおいて、磨いてからやれば、二度手間にならないだろう、と言われそうだけど、それじゃあ駄目なんだなぁ。

16032407

磨きを一旦終えて、ノミ仕事。ここで今日の石彫はタイムアップ。
まだ先だけど、最後に螺旋を切ったら完成の予定。

16032408

午後はDMの版下作りと事務仕事。
イベントでさゆりさんにもらったユーカリのリースに、展示会の初日に展示を少しでも盛り上げようとドライフラワーを買ってきてくれたさゆりさんといくこさんの置き土産をカミさんが挿してアレンジ。

16032409

夕方、用事があって出かけた帰り。ちょうど日没の頃だったので、帰り道の途中で車を路肩に停めて(普通の大人は登らない)土手に革靴だったけど登ってパノラマを撮った。(クリックで拡大)

16032413

夕日は雲の向こう。

16032411

土手。

16032412

反対側は単線の阿武隈急行。こんな所に人が登ることは想定していないから、線路のすぐそばまで寄ろうと思えば寄れる。鉄な写真オタクには絶好の隠れポイントかも。

16032414

外でカメラならぬiPhoneを構えているとかなり寒い。相当寒い。冷え切る。

16032415

日が地平線まで落ちているので、耕耘した田んぼの土くれの陰影が美しい。

16032416

田んぼに写る、愛するマイカー石彫り号の影。

16032417

家の近くでもう少し空を見る。

16032418

雪の残る蔵王。

16032419

蔵王の反対側の雲は少し赤い。

16032420

蔵王の周りだけ少し夕焼けた。

16032421

ブロッコリーの芯入り(笑)のアラビアータのパスタの夕食。芯がとろけるように甘い。
土鍋にすのこのようなものを入れて、ブロッコリーの薄切りにした芯はすのこの下のお湯の中でゆっくり茹でて、葉はすのこの上で数分だけ蒸して直ぐに皿に広げてうちわであおぐ。茹ですぎで柔らかくなってしまったブロッコリーほど悲しいものは無い。芯がちょっと硬いくらいが最高。

東京個展には、石彫や石のクラフトだけじゃなくて、毎日のように撮っている今年の  #イマソラ から厳選した空の写真も展示する予定です。今日のが採用になるかどうかはわからないけど(笑)是非、見に来てくださいね。