雑煮のランチ会

今朝6時の空。

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寒いよ。辺り一面霜。僕の石彫り号のフロントグラス。

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鳥の羽根の様な模様に凍っていた。うっとり見とれた。

16011513これ、今年の1月15日の写真。仕事場の氷はいつもペイズリーのように凍る。これは石の粉のせいなのだろうか。石彫り号も石の粉だらけだから。
俺、なんか変なモードに入ったみたいで、制作楽しくて全然寒さを感じないのだけど、まわりの水がどんどん凍っていく。俺は寒いの嫌いなんだけど初めての形つくる面白さが勝ってるみたいで異常。磨き仕事に使っていた濡れたゴム板の水が凍ってペイズリーの様な模様を描いててうっとり。極寒に外仕事してる自分に、自然からのご褒美のようだ。


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今朝、同じように同じ頃、僕の住んでいる角田市から25kmくらい南の丸森町で未弧さんも撮っていた!全然違う。まるで木目の様な氷。そこに朝日が当たっていて、とてもきれいな写真。ブログに載せて比べてみたいってお願いしたら、掲載を快諾していただきました・多謝!未弧さんも、ご主人も僕らと同じ東京からの移住組で、美味しいお味噌をつくっています。もちろん買えますよ!(→公式サイト)(→Facebookページ

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温かく見えるけど寒い。そして大風。

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田んぼのあぜ道を走って昼食に家に戻る。

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地面に這いつくばってもう一枚。カシャ!

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机の上のシクラメンのつぼみを解体していたら、いちいち部分の形が面白い。不思議。今日は先月の展示会の折、布無しでやるという失敗を、あやうく2日前にたくさんの白い布を貸して救ってくれたあやこさん洗濯した布を返す。カミさんがあやこさんをランチに誘った。

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餅つき機でついた餅で雑煮のランチ。(え、人呼んでおいてこれだけ?)って思った人きっとたくさんいるでしょうが、これだけです。大丈夫です、それで喜んでくれる人しか呼ばないから・笑

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でも美味しいデザートはありますよ。先月の展示会の時に七ヶ宿町で炭焼きをされている「すみやのくらし」の円さんが同じ仙台でのイベントを終えた足で会場まで来てくれて、お菓子もくれた。

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冷凍してあったのを解凍してみんなで食べる。一緒に食べると美味しさも幸せも倍になる。

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あやこさんのバッグにじゅごんが。沖縄の辺野古の海を守るための活動を応援しているアクセサリーなんだって。僕もこの時代に生きている少数の愚か者が、これまでも、これからも豊かであるはずの海を壊す権利はないと思う。先人から受け取って未来の人に渡すまでの間、僕らが預かっているだけだ。

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一緒にお茶を飲んだら僕は午後の仕事へ。昼間一瞬だけ温かかったけど、午後、またぐんぐん冷えてきた。

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林の中の雲。

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石の中の空。

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僕の仕事場は3月まで国道への大規模水道埋設工事の資材置き場兼駐車場になってる。工事の関係者が出入りしているんだけど、汚い服着た石彫りにはだれも近寄らない。だけど、ひとりだけ、ニコニコ笑顔のおじさんとだけあいさつするようになった。雪の中で水道のない仕事場に、毎日家から水を運んで斜面を登ってタンクに入れてるのを「大変だなぁ」って言って応援してくれる。夕方、電気道具の回転を止めたら目の前にいてびっくりした。僕の仕事に一区切りつくまで、騒音と粉塵の中で待っていてくれたみたい。「最近、見かけないから水運ぶの辛くなって逃げたかと思った(笑)」

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「逃げませんよ(苦笑)」
展示会やいろんな用事で朝から晩まで一日中、仕事場にいるのは、なかなか困難。制作も営業も打ち合わせも運搬も事務もひとりでやらないといけない。
おじさんのおかげでほっこりした気持ちで仕事を終える。

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帰り道も普通の人が通らない田んぼのあぜ道を走って帰る。途中で車を停めて、田んぼの用水路まで降りていく。這いつくばって水面ギリギリのところでiPhoneを構えて日の入りを一枚撮影。