寄席的結婚披露

 大学で一緒に彫刻を作っていた友人のnaruchan。今でも時々会うだけでなく家を作った時は関東から東北まで手伝いに来てくれた。そのnaruchanが結婚した。なんとも個性的な結婚式だった。
(このエントリー、プライバシーに配慮して積極的にぶれてる写真を使っています。ぶれてない写真にもフィルターでぼかしをかけてます。本当は素敵な着物姿の新郎新婦をお見せしたいのですが・笑)
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 披露宴の前に結婚式かと思って部屋に入るとテーブルを集めて作ったと思われる高座に赤い布がひいてあり中央に座布団がひとつ。左手には(手作りと思われる)めくりまで用意されていた。イベント好きの本人達が司会進行まで。おふたりの結婚に大いに関わっているとのことで講談師の神田あおいさんの講談と落語家の三遊亭兼好さんの落語がまず始まった。僕が出かけたのは寄席じゃないですよ、結婚式。でもおふたりの演目はどちらも夫婦についてのお話で最高。兼好さんの落語は笑った、笑った。真打ちさんのお話をプライベートな感じで贅沢に聞きました。最後に新郎新婦がこれからの夫婦生活についての「宣誓」
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 その後、披露宴。200人を越す祝宴のテーブルには手作りの物がたくさん。(全てテーブルを囲んだ者で山分けして良いお土産。)箸の袋にまでていねいに折られた折り鶴が貼られてました。事前の準備、どんだけ大変だったんだ。
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 獅子舞を先頭に!新郎新婦の入場。着物は結婚式だからではなく普段から。去年、新婦に初めて会った時もキャンプだというのにふたりは着物だったっっっ!
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 鏡開き。とことん「和」なのです。
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 Miyacさんのアコーデオン演奏も。naruchanにCDをもらったので朝、時々聴いている。本物が聴けて幸せ。
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 新婦側の大勢の出席者らによる迫力ある東京農業大学名物「大根踊り」。僕も自分の結婚式の時農大出身の方が踊ってくれた(だけじゃなくてビール瓶を大根に見立てて踊らされたのは良い思い出)。
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 お開きは与野鳶組合の方々の木遣りにて閉宴。
 大学の僕らの美術科は14人のクラスだった。ちょうど男女7人ずつ。デザインや絵画、彫刻など専門は違っても4年間同じ仲間で過ごした。naruchanが結婚したことでついに14人全員が結婚した。目出度い。しかも、今も仲良くかどうかは知らないが(笑)みな夫婦を続けている。久しぶりにその仲間と会えて一気に青春時代に戻ってしまった。時々会っているメンツもいるけど女性陣のほとんどは卒業以来の再開だった。こんな機会を作ってくれた事にも感謝。そのうち昔のようにまたクラス会やろう。