凍った水玉

石磨き。良く晴れて寒くないんだけど、水がとても冷たい。午後、水が凍って仕事できなくなると間に合わなくなるので、昼に帰らないで仕事続けると連絡したら玄米のおにぎり持ってきてくれた。

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カミさんの車の助手席でひじきの煮物の入った大きなおにぎりをひとつ。マクロビのきんぴらごぼうや高野豆腐の煮物。

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ミニどん兵衛で体を温める。話題の10分どん兵衛にして食べてみる。とりあえず、5分でも10分でもどん兵衛はうまい。

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おやつは正月、八王子の実家に帰った時に母親がおみやげでくれた、生みそを使った八王子「陣馬せんべい本舗」の「みそせん」旨い。

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山の中の魚屋さんではありません。水がかかるので雨合羽と前かけと長靴と手袋。

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石磨きではねた水が、今日は4時前に凍り始めた。やっぱな。晴れて日差しは暖かい感じだったのに、朝から水と地面はとても冷たかった。長靴の中の足が冷たくて痛い。

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今日は定番の形をいくつか磨き終わった。手前左は「らせんのある一輪挿し」右ふたつは伊達冠石の泥様の黄色の部分を上になるようにした「大地」のシリーズ。末広がりと下に行くほど細くなるのと四角いのがあります。今日出来上がったのも来月末の仙台三越でのアート&クラフトフェアに並べようと思います。

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磨きの道具も凍り始めて4時半でギブアップ!濡れた木と木も凍ってくっつく。

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あんまり長靴の中の足が冷たくて痛いので、木の台を持ってきて乗ってみたけど、石磨きの水は上から落ちてきてどんどんかかるから全然、効果なかった・苦笑

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濡れたコードを巻いていたら、もはや水ではなく氷になってまとわりついていて、パリパリと落ちる。

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石を磨いていた足元の草が揺れても水玉が微動だにしないのに気がついた。そうか、そのまま凍ったのか。縦にしても落ちない Frozen Drops 。写真ではうまく撮れなかったけどキレイだった。寒い屋外で仕事するのが心底嫌だったらきっと何か対処してるはず。泣き言を言いながら外で働いているのは、こんなものを見つけたり、極寒の時に外にいるからこそ見たり体験できる喜びもあるからだ、きっと。氷の写真撮ってても夢中になって寒さ忘れる雪と空の写真も家の中では撮れない。目の前で水が凍っていくところ見られるなんて外で仕事しているからだ。ちょっと馬鹿だけど。
雪で愛犬小春作って寒さ忘れるのは体を動かして体が温まるからなので、それはまた別の話・笑

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今日磨き終わった作品のひとつ。伊達冠石という玉石は、表面を覆っている泥様の部分と、表層と、中心で成分や色が違う。水を使って磨き上げると、その違いを目で見られるようになる。今でも、仕上がり近くなって模様が浮き上がってくるとうっとりする。寒さを忘れる。本当に不思議な石だ。まるで宇宙を固めたみたいだ。

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葛を練り込んだ奈良の手延葛うどんの夕食をカミさんが用意してくれる。

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温まりました。ごちそうさま。