村田の陶器市 2017

雨で仕事が休みになったので村田の陶器市へ。

壱文窯 の大江さんのところへ。去年ガラス美術館のグループ展で御一緒して以来。

いつ見ても新しい事に挑戦して新しい色と形がある。

汚れた壁を隠すための書のような絵のようなものも焼き物と調和していて素敵な展示になってました。

遠くからでもよく見える細い線。

銅の針金のようなひっかき傷のようなラインが青と茶色の中にクッキリと浮かび上がってキレイ。この作品すごく気に入った!

一通り眺めていこうと端まで行ってから歩き始めたら、知ってる顔が!注目してる山形の若い作家、矢萩誉大さんだ!この繊細な仕事が写真で伝わるだろうか。細いラインに銀彩。

わざと割って友人に金継ぎしてもらったという作品を始め、今まで見せてもらったことのある作品とは少し違う作品が多くて、ファンとしては違う一面が見られてとても興味深かった。

青い釉薬をドリッピングのように筆でかけては白い縁取りをしていったという作品。どれだけ時間のかかる仕事をていねいにしているんだろう。声をかけられて初めての参加で(仮の)245 ceramics という名前で出展していると言ってました。陶器市のMapなどにも名前ではなく 245 ceramics で出ているので興味を持たれた方は御注意を。

知り合いではないのだけど、歩いていて目をひかれた、土を網の目に抜いてランプシェードにしている作品。内側に色のついた和紙を貼ったものも素敵でした。

広瀬窯、加藤 晋さんのところへ。桜の花のような結晶が美しい皿。

星座の形に土に穴が開けられていて、光を通す釉薬で穴をふさいでいる器。

光を通して星座がきれいに浮かび上がってます。

結晶の色と形。

そして加藤さんの器は薄くて驚くほど軽い。今日も皿を持ってみた御婦人が驚いて「軽い!」と言っているところに遭遇した。

(すごいだろう!)と心のなかでつぶやいてしまった。俺の手柄じゃないのに・笑

エミシ工房の池田さん夫婦のところへ。(僕の家の洗面所のボウルも池田さんの作品!)あれこれ、おしゃべりしていたらあやこさんがやってきた!矢萩さんが出てることを教えてあげて(僕ら3人ミュゼ・マエナカで個展したことがあって繋がってる)改めて一緒に矢萩さんところを見に行く。

それから雷窯のジェームス・オペさんのところへ。レインボーで知られてる作家。

三越のフェアでも一緒になった。

黒の中に垣間見えるレインボー。

今まで見た事無かった。楽しみ。

蔵王の「元窯」「花*花」さんご夫婦ところへ。

小さな銀彩のペンダントトップがすてき。

凸凹のマチエールも。

カミさんも花*花さんのペンダント持ってます。

小物が可愛くて器の写真撮るの忘れてしまった!そして今日の昼食は、僕が勝手に、美味しいものナビゲーターとして信頼している元窯の智さんに以前教えてもらった美味しいはらこ飯を、今年の初物で食べるつもりだったのに、なんと魚屋さんが廃業していた!

そして改めてエミシ工房さん。

器も見せ方もオシャレ。

我が家の食卓にエミシ工房の器が並ばない日はほとんど無い。

スタイルを軽やかに変えているのにいつも人気ってなかなか出来ないよ。そして今日、また新しいチャレンジの話を聞かせてもらった。

楽しみだなー。その器に料理盛ってみたいなぁ。

強い雨だったけどお客様はたくさん。18年も続けてきた成果ですね。

レンズも濡れてしまってもう写真撮れない。

そうそう、付近に臨時駐車場はいくつも開設されていますが。4WDじゃない方は舗装か砂利の駐車場がオススメ。土の臨時駐車場は四駆じゃなくてはまってる人いました。

矢萩さんとおしゃべりしようと思っていたのに人気でなかなか順番が回ってこなかったので、同じ会場の窯元を回っていたら我が家にはもう新たに器は買わない、というルールがあるんだけど一目惚れして、白い雲のような器を買ってしまったよ。光沢を抑えたマットな感じとこの形。早くこの磁器に何か載せてみたい。studio bwanji (若杉麻衣子さん)の作品。うっとり。

エミシ工房さんにペアのカップをいただいてしまった。本当は大人なら遠慮するべきなんだけど、嬉しすぎて遠慮、出来なかった。カミさんもきっと喜ぶぞ。この大きさのカップを探していたから。

明後日11/22までですよ!