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2011年6月 1日

今日の放射線値

 友だちがα線、β線、γ線を計れるガイガーカウンターを貸してくれたので昼の愛犬小春との散歩の時にいつも測っている我が家の中や敷地だけでなく周囲も測ってみた。

 どこを測っても最近は大体 0.3〜0.5μsv/hで「安定」している(くそう)。東京のジャーナリストが東北へ取材などで移動するときガイガーカウンターを0.3μsv/hで警報音がなるように設定している人も多いようだ。だとすると我が家は鳴りっぱなしでうるさいはずです(くそう)。

やらなくちゃいけないこと


 親馬鹿でスミマセン。愛犬小春が歩いているときの揺れる尻尾が大好き。

 犬の散歩を終えて、7月のチャリティー彫刻展の打ち合わせに行った後、友だちの陶芸家のゑみし窯へ行って借りていたガイガーカウンターを返す。USBでPCと接続してデータを管理できる優れもののガイガーカウンターは僕も欲しいのだけど他のガイガーカウンターと同様入荷待ち。販売は週に10台だけ。僕がガイガーカウンターを手に入れられるのはいつになるだろう。中古でも売っても良いよというものを持っている方がいれば是非、連絡ください。

 ゑみし窯の池田さん夫婦と(滅茶苦茶カワイイ犬のチャオと)長々話してしまう。そしてまた、少し現実に立ち向かう力を得る。同じような危機感を共有している人と話す事は今、とても力になる。見えないから無いものとしている人も多いから。3/11以前は脳天気で馬鹿だったけど幸せだったよねぇと話して二度と戻れない日々に思いをはせて泣きそうになる。
 おふたりはちょうど原発が放射性物質をまき散らしているその最中に、おじいちゃんおばあちゃんになった。娘さんが自宅で赤ちゃんを産んだのだ。娘さんとあかちゃんふたりを部屋に目張りまでして「軟禁し」少しでも被曝させないように努力し続けた話を聞いて涙をこらえるのが大変だった。えらい。本当にえらいよ、ふたりとも。大人がやらなくちゃいけないことはそういう事。(それでも目張りした部屋の中は 0.2μsv/hだったそうです)
 これからを生きていく子ども達、赤ちゃん達に被曝させないという当たり前の事が今難しい。文科省の20msv/yを始め、子供の「人権」がものすごく軽んじられている。僕らに子供はいないけれど地域の子ども達にやれることをやる。やれることはやる。子ども達をガイガーカウンターにしてはいけない

 子ども達に「こんな事になるとは思わなかった。ごめん、許して」なんて5年後に絶対に言いたくない。


日本国憲法第25条
 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

2011年6月 2日

大震災と原発カテゴリー

 東日本大震災と福島原子力発電所関係のエントリーを「大震災と原発」というカテゴリーでまとめることにしました。死ぬまで付き合うことになるので馬鹿らしいけどひとつのカテゴリーに。

 合わせて右のメニューに「東日本大震災 福島原子力発電所」という項目を追加。
 東日本大震災から何日目なのか、福島原発爆発の1号機の水素爆発から何日目なのか表示されるようにしました。ちなみに今日は、東日本大震災から83日め 、福島原発爆発から82日め 、です。

 実は右のメニューのずっと下の方にもすでにカウントアップタイマーを設置してました。禁煙開始からの。今日で3666日め、でした。それがどうした、って話ですが。煙草の害なんて放射線に比べれば・・・。いかん、いかん。こーゆー考え方が一番駄目です。

先日もエントリーしましたがお子さんを持つお母さんには絶対に見ていただきたい「チェルノブイリへのかけはし」という素晴らしい活動をされている野呂美加氏の話が分割してアップされているのでまとめて続けて見られるようにしました。自分の子供をガイガーカウンターにしたくないお父さん、お母さん。是非、続きを読むをクリックしてご覧ください。


穫りたてのエンドウ豆

 昼の愛犬小春と散歩に出かけると田んぼの畦の雑草の花にものすごい数のアブが一斉に出動をかけていた。どうやってコミュニケーションしてるか知らないけど昆虫って一斉に動き出すよね。

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 夕食はひよこ豆のトマトスープの残りとトマトソースを合わせてパスタ。でも今日はこれは添え物。メインディッシュはよつば農場の新鮮なスナップエンドウ。甘くておいしい。こーゆー幸せはこの間まで身近なものだったけど、今は庭のアスパラガスも食べていない。でもこれは放射線も大丈夫らしい。どうもありがとうございます。すごくおいしかった。ごちそうさまでした・幸

2011年6月 4日

ブッチ

 打ち合わせで夕方、アートスペース無可有へ。初対面のカミさんからおやつをもらうブッチ。かわゆいー。
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誰か色を付けてくれたらいいのに

 午前中、「放射線と健康」と題して、東北大学加齢医学研究所所長の福田 寛氏による市が主催した講演会があった。放射線は発癌の原因のひとつ。タバコや、食事、化学物質ももっと気をつけるべきではという話だった。ずいぶんタバコの害について時間を割いて話されていた。そいうえば弟子だという川島隆太氏も "同じ確率論で言えば、現在のレベルの放射能を1カ月間浴び続けるよりも、たばこを一箱吸う方が皆さんの寿命を縮めます。" と地元の新聞で語っていた。
     ・・・・・そうですか。

 夕方、地元の中学生がカミさんに「赤でも青でも黄色でもなんでもいいから放射線に色を付けてくれればいいのに」と話したんだそうだ。冗談じゃなくて切実に。わかる。僕も叶わないと知りながら水素爆発以来ずっと願ってます。(16日前もツイッターで我慢出来ずに同じ事をツイートした
 するとカミさんは彼女に僕が原発関係のファイルの表紙にしている絵を見せた。


 「え。何か変なモノが空気中をただよってるだけじゃないの?地面にもあるの?」と驚いていた。悲しいけどそうなんだよ。シンプルなこの絵がもってる力は強い。
 この絵を描かれたのは柚木ミサトさん。(公式サイト)僕もこの絵を一目見てその絵の力にひかれブログを訪れるようになりました。今までのエントリーや「命を守るためにならご自由にお使いください。」という姿勢に敬意を表します。


 「6.11脱原発100万人アクション」の「脱原発デモ IN 仙台」でも柚木さんの絵を何か持って歩こうと思っています。(このエントリーの柚木さんの絵はクリックで全て拡大します)

 昨晩、tweetしましたがこんな研究者の意見もあります。英国ウェールズの大学のバズビー博士:福島原発を中心とした200km圏内(半径100km)の人々がもし移住しなければ、400,000人が癌になる可能性があります。780万人がこの圏内に住んでいます。

それにしても高い [測定結果] だ。そうですか。
米軍だったらそっこー退避の値だそうです。そうですか。

2011年6月 5日

雑草

 昼にダッチオーブンで面川さんの米を9合炊いてみる。8合までは炊いたことがあるんだけど。

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 やばい、やばい。米があふれる寸前。このダッチオーブンは8合が限界だ。

 大地震であちこちひび割れたままになっているアスファルトからも雑草が伸びている。
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 今度の日曜日は辺りで伸び放題の雑草を部落の共同作業で草刈りだ。

2011年6月 7日

デモに参加しようと決めました

 「脱原発」の一点で大きなアクションを実現しようと言う「6.11 脱原発100万人アクション」が今度の土曜日、6月11日に全国で行われるようです。「6.11 SEBDAI 大規模脱原発デモ IN 仙台」として仙台でも開かれる予定です。原発とそこからの放射性物質に人生を変えられた怒りを胸の奥に静かに沈めて、このデモに参加しようと思っています。

 これだけの人々が生まれ育った場所を追われ、故郷を追われ、愛した土地を追われ、仕事を奪われ、生き甲斐を無くし、夢を無くし、今も放射線にさらされ、放射性物質の漂った空気を吸わされ、放射性物質の付いたものを食べさせられ、放射性物質の混じった水を飲まされているのに。

 それでも。 それでも原子力をコストの問題で語る。

 望まない放射線を暴力で浴びせられている人間に、煙草とかX線とか、飛行機とか一生懸命、いろんな死亡率を調べて、それより原発の方がよほど安全と言う。

 原発の使用済み核燃料を無害化する方法を人類は手にしていないのに僕らの後の人たちツケを回して笑っている。

 原発を擁護してきたのに旗色が悪くなった途端、返す刀で東電の役員は総辞職しろと評論家は言っておしまい。

 戦後、過去の辛い歴史に学んだドイツは、他の国の原発事故でさえ脱原発に舵を切ったのに。

 モンゴルなど途上国に核のゴミを「輸出」すれば核のゴミ問題は解決できると評論家は言う。

 子供を被曝させたくない母親は泣きながら立ち上がり行動しているのに邪険にされる。

 チェルノブイリの子ども達が身をもって教えてくれたのに、この国は日本の子どもを放射能カウンターにしようとしている。

Chernobyl
 写真はチェルノブイリ原発事故の立ち入り禁止区域で1994年から写真を撮り始めた"David McMillan"氏が8年前の2003年の6月に撮った化学室教室の写真。


 これが現実。

 生まれて初めてデモに参加しようと決めました。

2011年6月 8日

希望:SANTA FE

 原発のエントリーばかりしてごめんなさい。でも書いてる僕だって本当は以前のようにくだらない毎日を書きたいのです。だけど日常があまりにも馬鹿らしいほどにひどくてそうもいきません。ごめんなさい。

    異常な状況で普通の生活は無理。

 悪口とか「馬鹿野郎」とか「死ね」とか(もっと最低な言葉を)書きたくなるのだけはなんとか抑えて書いているんですけどね。

 だから今日は原発の事じゃなくて「希望」の話を書きます。

 このブログで何度も何度も書いてきた、僕が出会った最高のパスタとピッツアとケーキを出してくれていた"dining cafe SANTA FE‎"というお店が大震災の津波で全てを流されてしまいました。その後、無事を確認して避難しているところへ会いに行きました。そしてその時違う形だとしてもいつか必ず再開すると言っていましたが。

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 実は、もう「再開」が始まっていた!

 数日前に電話がありました。神奈川県川崎市高津区から。(全てを津波に流されたので)身ひとつですでに引っ越し、小さなお店を大工さんと作っている最中だと。関東は多摩川を越えると家賃が下がる。あちこち探して決めたのだそうだ。大事に大事にひとつずつ積み上げてきたレシピはコンピューターと共に流されてしまい、避難した過酷な状況の中で記憶を便りに書き留めたレシピを元にテストをした後オープンするんだとか。レストランじゃなくてスイーツを販売するお店になるようです。いいなあ高津区の人。このおふたりの作るチョコレートケーキは僕が人生で食べたものの中で一番美味しいチョコレートケーキです。ベルギーなどの高価な材料をふんだんに使って(有名なお店でも実は使っている)増量材は全く使わないのがポリシー。

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(写真は津波に流される前のお店でデザートに出してくれた、ある日のチョコレートケーキ。手作りのシャーベットをいつもおまけで添えてくれた。そしてこのその時の季節のものを素材にしたシャーベットに僕はどれだけ驚かされ、モノを創るということの凄味を感じたことか)

 そして奇遇なことに、高津区は僕らが宮城に越してくる前の2年ほどを過ごした場所。1階が大家さんの3階建てのマンションの2階に住み、通りをはさんだ小さな商店街においしいお総菜を出す店があって、つまみになりそうな品を選んで1階の大家さんのところへ。大家さんは酒屋さんだったのでキンキンに冷えたビールの大瓶2本を買って一杯飲むのが幸せだった。懐かしい。そんな高津区にもうすぐとびっきり美味しいケーキが買えるお店が出来ますよ!ニコタマ(二子玉川園)からすぐですよ。

 電話でオーナーがぽつりと言った「いつまでもそっちで頑張ることないんじゃない」

2011年6月 9日

あさっては生まれて初めてのデモ

 おととい、仙台で行われる脱原発デモに生まれて初めて参加すると書きました。デモは明後日です。

 原発で多くの人が被曝させられ人生をねじ曲げられた、人類史上でも希なこの出来事に対して、創作活動をしている人は彫刻とか絵画とか文章とか「作品」でひとつの答えや希望を提示する事は大切なことだと思います。僕も今回の経験をどんな風に作品にしたらいいかということは考えたけどデモに参加するなんて全く考えなかった。でも陶芸家の友人があたりまえのように「僕は行くよ」と言ったのを聞いてちょっとびっくりして気が付いた。

 表現もする。デモにも参加する。どっちもやる。

 別に二者択一の問題を出されている訳ではなかった。デモは抗議のためではなく原子力は反対だ、という意思表示の手段として参加する。今の気持ちを考えれば当たり前の行動だった。というかこれだけのことが起こっているのに、そんなことは関係無く自分の表現だけを考えている人間の創ったものにどんな意味があるのか。

 自分の身は自分で守るしかないと今回の大地震と津波は教えてくれた。
 北海道のトンネルの列車事故も「列車を出るな」というJRの言うことを聞いていたらみんな丸コゲになって死んでいた。乗客が自分で考えて逃げたから自分を助けた。

 放射性物質がまき散らされていたその時も「国」は安全と言い続けた。大金を投じたSPEEDIのデータを出してくれれば一番問題な初期被曝を避けられたのに。危ない地域の人が逃げるだけの充分な時間があったのに。(そもそもデータはあったのにそのこと自体も無いとウソをついた)今も放射線の値は一向に下がらないのに安全だと国や県や市は言い続けている。安全といった国のせいで、僕も福島原発が爆発した日も自転車で外出して大量の放射線を浴びてしまったし今も毎日被曝し続けている。

 北海道の列車事故と何が違う?津波から命を守った人は自分の直感を信じたから命を守ることが出来た。ウソばかり言う国の情報は耳を傾ける意味がない。

 特別な事をしなくても国が助けてくれるだろう、とは僕はもう思えない。国は絶対に助けてくれない。放射線被曝の許容値だって食料の基準値だって世界が笑い蔑視するレベルに上げまくっている。こんな値を設定している国は無いけどそれを元にすれば何をどう測ったって直ちに健康に被害を及ぼす値は出ないよ。この国がついているウソのレベルは底なし。原発関係のお金が無いと回らないのは国と同じだからウソの片棒を担いでいる新聞・テレビ・大手マスコミも助けてくれない。

 だけど残念ながら、颯爽と水戸黄門が現れてこの局面を打開してくれる気配も無い。

 これだけの事が起こっても世の中は何事も無かったかのように動いている。自分や家族や未来ある子ども達を助けたいと思ったら、無力感にさいなまれているけど、馬鹿みたいに小さな事かもしれないけど自分がやれることをするしかない。自分で自分を、出来るなら自分が誰かを、助けるしかない。

 6.11 脱原発100万人アクション
は、全国で開催されます。僕は 6.11 SENDAI という仙台で行われる脱原発デモに行きます。
 北は北海道から南は沖縄まで行われるのが救い。引っ越しだらけだった僕の、東京や埼玉、北海道や四国や九州の友だちも、それぞれの場所で参加してくれるととてもうれしいです。同じ場所じゃなくても気持ちは一緒だ。上記サイトでみんなの地域ではどんなデモや関連イベントがあるかまとまってますよ。
※東京の友だちには以下をオススメ。僕が東京に住んでいたらきっとこれに行く。
鎌仲ひとみさんと"今"を向き合い、エネルギーについて考えよう!
 鎌仲ひとみさんの話は本当に共感できる。

 抗議じゃなくて原発がいらないと表明している人が全国でこんなにたくさんいるんだ、という事を知れば、いくらウソつきの政府でも国民から票をもらえなければ議員にもなれない。完全に無視する訳にはいかなくなるだろう。
 テレビや新聞は相変わらず都合が悪いからこのデモの事を事前にも事後にも報道しないだろうけど、みんなで原発はいらないと表明しよう。いつか再会したときそれぞれの 6.11の事をお酒でも飲みながら話そう。僕はきっと「生まれて初めてのデモだったのに雨に降られて参ったよ」と話しているんじゃないかな・苦笑

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※自作の石の彫刻にPhotoshopで加工

2011年6月10日

明日は脱原発デモ

 明日は生まれて初めてのデモです。
 このブログを読んで参加することにした、という人たちもいるみたいでウレシイ、です。ありがとう。
 全国で行われるはずだった明日の脱原発のアクションだけど残念ながら西日本は大荒れの天気になりそう。ものすごい大雨の予報。原発推進派はニヤニヤしてるんだろう。なんで天の神様はそっちの肩を持つかねぇ。ちなみに、6.11は日本だけではなくて世界同時デモです。
 仙台は雨の予報が変わってくれて雨のない暑い日になるようです。みんなに配るように脱原発のシールも作った。清志郎は迷惑だろうけど僕は忌野清志郎とも一緒に歩こうと思います。

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 友人知人は会場に着いたら電話して!脱原発シールあげるから・笑

じゃあ、明日! 脱原発デモでお会いしましょう。

2011年6月11日

6.11 SENDAI

 生まれて初めてのデモ。僕は原発はいらないと表明しておきます。

 会場で出会った地元の仲間達と共に歩きました。

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 2時46分に全員で大地震と津波で亡くなられた方々に黙祷。
(この写真の女性の方が持っていたカードには”福島にほんとうの空を、私たちに本当の事を NO!NUKES”とあった。政権争いにしか興味がない国の方々、本当の事を福島県の人と国民全員に一刻も早く教えて)

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 3時に仙台の錦町公園を出発。警察と公安と私服の警察がたくさん。画面奥左は多数の制服警官、右は機動隊?

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 平和な世の中のための行動なんだけど警察が張り付き列を細かく分断していく。

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 この濃紺の制服の人たちは誰?ずっと張り付いていたけど全員マスクをちゃんとしていたのはデモ参加者よりある意味放射線に対する備えが万全。

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 偉そうな感じのスーツの人もずっと張り付いていた。別に何も悪いコトしないよ。

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 すっと一緒にキヨシローと一緒に歩いた。キヨシローは相当迷惑。俺勇気100倍。

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 コスプレな方々も。

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 午前中、強い雨が降ったけどデモの前に晴れ上がり良い日でした。

 生まれて初めてのデモはこうして終了。仙台の街の車道をこんな風に1時間も歩く日が来るとは夢にも思わなかった。
 東京はどうだったのかな?全国は?

2011年6月12日

草刈問題

 朝、5時30分に集合して部落総出で草刈り。部落中の田んぼの大小全ての用水路脇の雑草をみんなで草刈り機で全て刈り倒す。
 ただ。マスクをしていたのは僕だけだった。庭の雑草の上でさえ0.8μSvもあるのに。一緒に草刈りをした人や親しい人にはその事を話してマスクをした方が良いですよ、と話す。「わかってるんだけど仕事にならないんだよなぁ」というのがみんなの反応。確かに。この暑さの中でマスクをして肉体労働するのはきつい。
 僕は石を彫るのでその時は真夏でも簡易ではないマスク(と防護メガネ)をして作業する。ものすごい粉塵が出るのでそれを吸うと肺に入って一生とれず「珪肺」になってしまうから。だからマスクをして仕事することの準備はできていた。自慢にもならない悲しい話だけど。でも、石を切ったり削ったりしたときにもうもうと立ち上がる石の粉は吸ったらやばい、っていうのは誰でも見ればわかるし実際、吸えば苦しいしマスクをしていても家に帰って鼻をかめば鼻の中や口の中がじゃりじゃりするのは気持ちが悪くて怖い。でも粉塵は放射線と違って見えるから対処できる。。。
 ただ、庭の草の上で0.8と言ったら、みんなが即座に「おお、それは高いっ」と反応したのは1ヶ月前と全然違う。ここら辺の最近の値の0.3がすでに低い数値ではないことはみんな認識している。

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 草刈りは8時には終了。愛犬小春の昼の散歩の時にはどこまで行ってもきれいに草が刈られている。

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 暑いせいか老人のような足取りだけど楽しそうだ。

手前味噌の仕込み

 いつもは2月にしている手前味噌の仕込み。今年は麹の準備をしているときに大震災にあいそのままになっていた。

 いつもは麹は買っているのだけど、今年はいつも手作りしている友だちに教えてもらいながら一緒に作らせてもらっていた。一晩、吸水させた3kgの面川さんの米を蒸して麹菌をまぶしていく。温度を保たないといけないので毛布にくるんで湯たんぽで温めていたのだけど、温度が下がってしまい、やばいやばいと、またお友達のところへ持っていっておこたつに入れてもらったりして苦労した麹菌だ。
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 麹菌の準備ができたのでカミさんが母とふたりで今年の味噌の仕込み。面川さんの大豆3kgを茹でて潰す。

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 塩と混ぜた麹と大豆を合わせて「味噌玉」にしたら容器に叩きつけていく。麹と大豆は等量混ぜる。麹は米に水を吸わせた分、量が増えて4kgになっていたので1kgは使わないで取り分ける。(この余った1kg 欲しいという方にはあげますよ)

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 カビが生えないように塩のフタをする。

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 重石をして完了。おいしくなっておくれ。

2010年の仕込み
2009年の仕込み

2011年6月15日

さよなら、筒井康隆全集

 片流れの屋根の雨が垂れる側の2階にある寝室だけはどれだけ掃除をしても放射線値が下がらない。雨が屋根の上に積もった放射性物質を洗い流し集めている。

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 我が家は雨樋をあえて付けず屋根から雨が落ちる部分を掘りU字溝に暗渠を入れ粗い採石で埋めることで大量の雨が降っても水が下水に流れるように作ったからたぶんU字溝が汚染されている。屋根の下は我が家のホットスポット(放射線値の高いエリア)のひとつ。寝室はそのすぐ上にある。構造的に除線は難しいのでホットスポットから遠い、納戸にしていた部屋を寝室にするため大掃除することに。ソファや絨毯などの燃える粗大ゴミを捨てに行く。

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 我が家を作るときに何度も通った焼却場。ほとんど「プロ」しか来ないエリア。ソファはバネがあったらひきとってもらえないと書いてあったがソファの下に貼ってあった材料一覧を見るとウレタンと合成皮としか書いていなかったので持っていったが、担当の片がソファの底をカッターナイフで一線切るとバネが。あーあ、受け取ってもらえないと思ったら、良く切れる金属用の大型ハサミを貸してくれて
「スプリング部分をこれで全部切り取りな、そしたら受け取るから」と。
ここは我が家の制作で何度も来たけどこーゆー杓子定規で行かない時にいつもこちら側に立ってなんとか出来る方法を探してくれた。以前と担当の方は変わっていたけど優しい精神は受け注がれていた。ぶっきらぼうな対応なのに実は細やかな心配りをありがとうございます。僕のゴミで汚してしまったところを係の方がほうきで掃除しようとしたので思わずほうきを借りて掃除する。

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 自分用メモ:ソファを捨てる際は底の薄い布をカッターで切り裂いてスプリングや金具を確認して大型金ハサミでカットすること。

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 愛犬小春との昼の散歩。美しい田んぼ、美しい空。だけど、放射線に色をつけて。わかんないよ。
 雲を田んぼの水に映して見るのがこの季節の楽しみなんだけど、意外と早く稲が育つのでこの楽しみを味わえる期間は以外と短いと書いたけど、ほらもうこの通り。

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 雲を映せるのは田んぼの端っこの方とか、

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 減反の関係で稲のないところ。

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 粗大ゴミを捨てて勢いがついたので本も大量にBOOKOFFに持っていく。本を開いて中を見てしまったら持って行けなくなるから目をつむって筒井康隆全集全24巻を始め、えいやっとどんどんコンテナに入れて2つ分持っていく。アウトドアやウェブ関係の雑誌は値がつかないと思ったけど新しいものはちゃんと値がついた。「ソフィーの世界」とか値がつかなかった単行本も。支店によって対応は違うけどこのBOOKOFFは値がつかなかったものもひきとってくれる。大事にしていた筒井康隆全集は1冊1500円が100円でした。お金じゃないんだ、またひとつ身軽になれたことを喜べと必死に自分に言い聞かせる。

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 きっとみんなそうだと思うけどモノを作る人はモノに執着する。机の横の飾り棚にも個人的な物語のある小物がたくさん。まだまだ全てを捨てて身軽になる道は遠い。

2011年6月16日

田んぼのまわりで

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 愛犬小春との昼の散歩。蝶が何頭も舞っていた。早くもあちこちでカップルが出来ていた。

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 そんな温かな昼下がり。

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 田んぼにはサギの姿が。

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 お、いった!

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 なんか捕まえた。お見事!
 小魚やオタマジャクシ、カブトエビがたくさんいる。何を穫ったんだろう。
(サギは警戒心が強くてなかなか近寄らせてくれない。近寄ったら警戒してエサなんか穫らないだろう。見えにくい写真でごめん。これでも300mmの望遠)

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 帰り道にはこんな奴が。(写真を見てもわからない人は[続きを読む]をクリック。ただし一部の方には心臓に悪い場合があります)

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 答え:蛇 わかりましたね。なかなか派手ないでたち。すぐに動きを止めたので「野生」のない小春は全く気が付かず。

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 そーっと横に回り込んでみました。

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 正面に。口を閉じたままベロを出すための穴が口の先に空いてますね。

反原発運動についてひと言

 脱原子力に対して必ずくる反論はそれでは電気をどうやって確保するのかという意見だ。

 すでにそれ自体が東電を初めとする原子力発電を推進することで懐にお金が入ってくる人たちの強力なプロパガンダなんだけど。今、全ての原子力を全て止めても電力が足りなくなることはない。節電しなくても。

 大震災直後の原発反対ムードが高まったときに、東電が行ったのはお前ら文句言うなら電気とめちゃうからねという脅しの「計画停電」。
 ところが。
 病院や信号の電気が止まり死人まで出たために計画停電への風当たりがかなり強くなった。そしてどうなったかは皆さんご存じの通り。計画停電をやめても電気は全く足りなくなりませんでした。ただの脅しでした。
 それにもかかわらず関西電力が全く同じ恫喝をした事は記憶に新しいところ。見え透いたウソに橋本知事は府としては15%節電に従う必要がないと思っていると答えた。

 もちろん火力発電に頼ったままでいいとは思わない。太陽光発電で全て解決だなんて簡単な問題ではない。だけど今の生活を守りながら原子力を止め、その間に代替可能な自然エネルギーを探して移行していく事が可能。それだけではなく送電線が電力会社の独占を離れ国の所有になればさらにいろんな発電を企業や個人でもやりやすくなる。

 そのあたりの事をとてもわかりやすく説明している広瀬隆氏の文章を以下に転載します。少し長いので「続きを読む」をクリックして是非ご覧ください。

 次に僕らが何をするべきかも提言されています。

「広瀬隆より、反原発運動についてひと言申し上げます!」

現在の反原発運動についてひと言申し上げます。みなさんにもこれを広めてください。

電力会社の原発はほぼ5000万kWだが、
今夏のピーク時には、福島第一が廃炉になり、福島第二、東通、女川、東海第二が全滅し、
浜岡が停止、柏崎刈羽が3基再起不能で停止、さらに全土で定期検査中の原発が運転再開不能のため、
事実上1300万kWしか稼働しない状況にある。

この頼りない原発より、資源エネルギー庁が公表している産業界の保有する自家発電6000万kW(昨年9月現在)のほうが、はるかに大きなバックアップとしての発電能力を持っている。

「原発の代替エネルギーとして自然エネルギーに転換せよ」という声が圧倒的に多いが、
日本人が“快適な生活”をするために使っている電気の大半を生み出しているのは、現在は火力発電である。
この火力発電は、日本においてきわめてすぐれた世界最高度のクリーンな新技術を導入しているので、何ら問題を起こしていない。
決して原発が、電力の大半をになっているのではない。
原発は事故続きで4分の1も発電していない。

自家発電をフルに活用すれば、このすぐれた、クリーンな火力だけで、「まったく現在のライフスタイルを変えずに、節電もせずに、工場のラインを一瞬でも止めることなく」電気をまかなえる。
これは、将来、自然エネルギーが不要だと言っているわけではない。

多くの人が抱いている「自然エネルギーで代替しなければ原発を止められない」という、現在の反原発運動の固定観念は、まったくの間違いである。

将来のエネルギー構成をどうするべきかについてはここで論じないが、
原発を止めるのに、選択肢の一つである自然エネルギーは、今のところ特に必要ではない。
つまり、産業界を味方につけて自家発電をフルに活用し、原発を止めることのほうがもっと重要である。

週刊朝日6月10日号で私が特集したように、週刊朝日の記者が各電力会社に取材した結果、興味深い電力需給について裏の構造が明らかになった。
全国で、電力会社が他社受電の発電能力を秘密にして、取材にも答えようとしなかった。
特に九州電力だけは、「発電設備ごとの能力の内訳は公開していない。経営戦略情報なので教えられない」と、火力・水力・他社受電(自家発電からの買い取り)・原子力の内訳さえも答えないというトンデモナイ非常識な態度をとった。
この九州電力が、原発を動かせないので夏に電力不足になる、と言い立てている。

なぜ電力会社は、これら当たり前の事実を隠そうとするのか、という疑問から、ここで重大なことが明らかになった。

それは、「電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足が起こらない」、
この事実を国民に知られると、産業界からも、一般消費者からも、「送電線を自家発電の民間企業に解放せよ!」という世論が生まれる。
そして制度が改善されて、誰もが送電線を自由に使えるようになると、地域を独占してきた電力会社の収益源の牙城が崩れる。
送電線の利権だけは、何としても電気事業連合会の総力をあげて死守する必要がある、と彼らは考えている。
九つの電力会社にとって、福島原発事故を起こした今となっては、原発の確保より、送電線の確保のほうが、独占企業としての存立を脅かすもっと重大な生命線である。
そのため、自家発電の電気を買い取らずに「15%の節電」を要請するという行動に出てきたのである。

したがって日本人は、「自然エネルギーを利用しろ」と主張する前に、
「送電線をすべての日本人に解放せよ!」という声をあげることが、即時の原発廃絶のために、まず第一に起こすべき国民世論である。
何しろ、送電線が解放されて、安価に送電できなければ、自家発電ばかりでなく、自然エネルギーの自由な活用もできないのだから。

原発廃絶は、反原発運動の自己満足のために実現されるべきものではない。
産業界も含めた、すべての日本人のために進められるべきである。  

広瀬隆

(「ウィンザー通信」ブログより転載)


ここまで読んでいただいてありがとうございます。以下に直視しなければいけない悲しい現実を。

2011年6月18日

本日のキノコ

 庭や裏山に一気に竹が伸びてきた。そのままにすると竹に飲み込まれてしまう。今年1回目、鉈で全ての竹を切り倒す。わずか数日で伸びる竹は生長は早いが柔らかい。斜めに鉈を振り下ろせばスパスパ切れていく。
 とキノコが。
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 まあ、こんな感じのキノコはよく見るが。

 いかにも「食べたらあかんですっ」なムード満載のキノコ。初めて見たけど鮮烈な黄色。食べることを放棄して眺めればなかなか個性的な色と形。
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Mikiちゃんの肖像

 地元の方に頼まれて始めた週末の美術教室も気が付けば細々と10年以上も続けている。まあ美術教室と言っても教育的な香りは皆無。本人の作りたいものなら何でもOK。そのためのサポートなら出来るだけの事をする、それだけ。何ヶ月もかかってボードゲームを作ったり紙粘土で大きなゴジラを作ったりしてますが、なにか?(笑)
 今日、Mikiちゃんの一版多色木版画による中1の自画像が完成。素敵な仕上がりなのでブログにアップ。(さっき本人には電話で掲載の許可を得ました)
 mikiちゃんは僕のアドバイスをほとんど聞かない、というかうるさい、ときっと思っている。自分のやりたい方法、やり方がもうあるのだ。一気に作品を仕上げたいから何週にもわたるこんな作品は集中力を持続するのが大変。興味があるときはもう周りの何も見えないで没頭、つまんないときはやる気無し。いいねぇ。僕の子供の頃と全く同じだ。笑

110618 鉛筆で鏡を見ながら自画像を描く。どんな人も目の位置は頭のてっぺんからあごの下までのちょうど真ん中になるんだよ、といってびっくりしていた。みんな真ん中にあるんだけどそれより上に描くんだよね。
びっくりしたことは聞いてくれます・笑

110618 トレーシングペーパーでトレース。版画の原画は左右をひっくり返す。そうしておくことで刷ったときに元の向きに戻る。

110618 カーボン紙で下書きを写し取った絵を彫刻刀で彫る。白い絵の具を塗って黒画用紙に試し刷り。彫りのチェック。

110618 彫りを修正して本刷り。完成。素敵。(このエントリー全て画像クリックで拡大)

2011年6月19日

ルネ・マグリットの雲

 今日の"guardian.co.uk"の"Art and Design"で僕の好きな画家のひとりルネ・マグリットが取り上げられていて表現活動をしている人たちがそれぞれの思いを語っている

 ジェフクーンズ

Whenever I drive in any mountainous region and look at the line against the sky, I think of Magritte. And whenever I see beautiful, perfect clouds in the sky, he's the first thing that comes to mind.

 ”美しく完璧な雲が空に浮かんでいるのを見た時に最初に浮かんでくるのはマグリットのことです。”

 で、個人的にとても面白かったのが空にいかにも「雲」な雲が浮かんでいると思わずマグリットを思い浮かべるのは僕だけではなかった、ってこと。
 2/24にも思わず携帯で写真を撮って
11091902.jpgマグリットが描いた絵のような雲がちょっとわざとらしく空にいくつも浮かんでる。
とツイートした。
 大地震による原発事故で人生をねじ曲げられる20日ばかり前だ。 泣けてくる。何気ない毎日がどれだけ貴重なものだったか、日々思い知らされている。


 マグリットの作品が画像をどんな風にでも加工できるPhotoshop以前の作品であることにふたりの作家が触れていることも興味深い。マグリットが生きている時代にPhotoshopがあったらマグリットは油絵の具とPhotoshopのどちらを選んだだろう。何でもツルツルになってしまうPhotoshopではなくて生々しい感じと良い意味でちょっとチープな感じ(そこも大好きなポイントなのです)は絵の具を使って描いたからこそだと思う。Photoshopの無い時代に生まれてくれて良かった・笑

JEFF KOONS Artist
It is hard to imagine a lot of the computer programs that we work with in daily life, such as Photoshop, without the influence of Magritte. We owe to Magritte the many ways that we see the world through transparency or gradation.

GAVIN TURK Artist
In a way, there's a non-threatening but uncomfortable sensation. In an era before Photoshop, he slammed together things from different worlds and played with scale.

11061901.jpg
 僕がマグリットの絵の中でも特に好きな作品のひとつ。(guardianのサイトであと6枚見られます

それにしても、マグリットのように雲を描くのは難しい。

2011年6月20日

内部被曝

先日、放射線の事を結構調べたり勉強している方が「孫が生まれたんだけど畑の野菜食べさせたら駄目かなぁ」と言うのを聞いてびっくりした。冗談で言ってるのかと思ったらそうではなかった。

放射能と共に生きていくしかない僕らは内部被曝を可能な限り避ける事以外に健康を守る道は無い。ただ「内部被曝」の事をまだよく知らなかったり、あまり重大な問題と感じていない人もいるようなので基本的なことだけを出来るだけわかりやすく書くことにします。(僕が書かなくても少し調べれば有意義な情報はいくらでもあるのだけど)せめてこのブログにお越しいただいている皆さんの中に内部被曝の怖さを知らない方がいたら、それを知るきっかけになってくれれば。皆さんの健康が損なわれませんように。

自分の周りにある放射線から被曝するのが外部被曝。
到達距離の短いα線(アルファ)、β線(ベータ)と、到達距離の長いγ線(ガンマ)があってγ線は到達距離が長いので外部被曝の大きな原因になる。コンクリートでやっと遮蔽できるレベルなので長袖を着ていても被曝は避けられない。ただ家に入るときに衣服を払って入ることで粒状の放射線を落とせるので着ていた方が良い。髪の毛にもつきやすいので帽子を被るのもオススメ。そしてマスク。

内部被曝は体内に入った放射性物質から自分の肉体が被曝すること。体内に入る経路は

・(放射性物質の舞っている空気を)呼吸 する
・(放射性物質が含まれている)食物 を食べる
・(放射性物質が含まれている)水 を飲む

の他、眼や粘膜、怪我等から体内に取り込まれてしまうのだけど内部被曝の問題は外部被曝では到達距離が短いから影響の少ない、α線(アルファ)、β線(ベータ)でも体内の細胞がやられる、ということ。しかも到達距離の短いことが悪い方に作用する。

 話をわかりやすくするために乱暴な例え話にして体内に放射性物質が入ってしまう事を小さな銃が体に入った事に例えてみる。
 到達距離の長いγ線はプシュッと弾を発射すると体の細胞を傷つけながら突き抜けていく。だけど到達距離の短いα線とβ線はプシュッと弾が発射されても到達距離が短いから突き抜けない。弾のエネルギーを全て細胞で受け止めることになってしまう。動いた部分の細胞を傷つけて。だから傷つけられ方が大きい。
11092001.jpg
内部被曝についての考察(琉球大学 矢ヶ崎克馬)より

内部被曝の専門家の矢ヶ崎氏は以下のように説明しています。

放射線が身体を突き抜けるということは、突き抜けた放射線は相互作用しなかったということです。内部被曝する場合は相互作用の非常に強い放射線(アルファ線、ベータ線)にも被曝することになります。

体の中に取り込まれた放射性物質は体内の骨や筋肉などにもとりこまれる。体内から細胞を撃って傷つけるその銃が、代謝や小便、大便などで体外に出ていってくれてその力が半減するまでの時間は下の通り。(無くなるまでの時間ではなくてあくまで半減ですよ)

・甲状腺に取り込まれたヨウ素131 約120日
・体に取り込まれたセシウム137 約70日
・骨に取り込まれたストロンチウム90 約50年
・骨に取り込まれたプルトニウム239 約50年

残念ながら僕がストロンチウムやプルトニウムを取り込んだらもう一生一緒だ。体の中から撃たれないようにするには体の中に入れない以外に方法はない。そして体に入れないためには放射性物質がついていたり含んでいるモノを食べない、飲まない、吸わない。これしかない。それでも完全に防御するのは難しい。
矢ヶ崎先生の言葉を再度借ります。

私たちは汚染される覚悟が必要です。
しかし、悲観して恐怖の内に汚染を待つのはよしましょう。
この怒りを胸にしっかり収めて、開き直って、楽天的に、知恵を出し、
最大防御を尽くしつつ、やるべきことはすべてやることしかありません。
そして核のない新しい日本を創ることを決意するしかないのです。

これをお読みの皆さんも出来れば気をつけてもらえればと思います。そんなこと言ったら食べるものが無くなるとか面倒くさいと言う気持ちもよくわかります。5年後10年後の健康と今はそこまでやらなくても、とどちらをとるかは、もはや個人の生き方の問題。ただ原発の放射線と癌やその他の病気との因果関係は不明だとの安全デマを国もテレビも新聞も相変わらず流し続けているけど僕には信じる事が難しい。YouTubeを見ればチェルノブイリの事故で被曝した人たちがどれだけ健康にダメージをおったかいくらでも出てくる。特にその時赤ちゃんや子供だった子らの被害は深刻だ。甲状腺癌のため首に手術の跡がある子供の数たるや(チェルノブイリの首輪(チェルノブイリネックレス)と呼ばれている)。動画の中で泣きながら訴える膨大の数の彼らの全てがウソをついているのか。チェルノブイリの事故と彼らの病気との間に関係は一切無いとどうして思えるのだろう。フクシマネックレスなんて事例を絶対に生んではならない。

 ちなみに僕の住んでいる所は福島第一原発から約65km。僕の家は大体 0.3〜0.4μSv/hより低かったり高かったりです。日本の国の基準で言えば安全上問題は無いという。ちなみに以下はチェルノブイリ原発から30kmの立ち入り禁止区域の境界で爆発事故から7年経った時に測った放射線値。僕は今チェルノブイリの立ち入り禁止区域より高い放射線値の中で暮らしている。

 放射能と共に生きていくしかないと覚悟した人たちが今、一番話を聞きたがっているのは内部被曝の専門家である矢ヶ崎克馬氏の話だという。改めて5/18に先生の話を聞けて良かったと感じている

 きっとこの頃から僕も「本気」で内部被曝をしないように意識しだした。
 カミさんは家系的に癌にかかっている人が多いため放射線で癌になる確率の方に入ってしまう可能性が高いと感じて大震災の電気が通じない少ない情報の中、早い段階でもうそういう意識に変わっていた。僕が停電と断水と情報の無い状態から戻ったときから外部被曝と内部被曝を極力避けられたのはほとんどカミさんのおかげ。
 陸の孤島になってしまっていた時だけはいただいた地場の野菜を食べてしまったけどそれ以降は汚染度のわからないものは基本的に食べていない。自費で測定業者に放射線値を測ってもらっているお百姓さんたちがいたので安全が確認されたものはいただいたりして食べた。当然、駄目なモノもあったし安全なモノもいくつもあった。放射線値をきちんと測定した友人の農家の卵。去年の米、乾麺、缶詰、レトルト、海外のモノ。ミネラルウォーター。公表されている測定値や産地とにらめっこして買った野菜。(ただし、twitterをやっている人には周知の事実ですが産地のPOPを偽装して野菜を売っているスーパーは残念ながらたくさんあります。twitterならそのお店や品名もわかるので対策が出来る)

「続きを読む」には上で引用した矢ヶ崎先生の全文を。時間のあるときに是非読まれることをオススメします。

 よく自然界からもすでに放射線を浴びているのに何を今さらとかX線や飛行機での被曝と比べてたいしたことないという人がいますが上記にも書いた通り矢ヶ崎先生は、相互作用の無い被曝と相互作用のある被曝を比べているのは比較する土台に共通性のない比較と切り捨てています。今でも時々、講演会などでこんな話をする学者もいるけど相当、勉強していないか悪意がある。
 さらには煙草の害と比べて煙草の方がよっぽど健康に害があるから気をつけろ、などというのは論外。子供が煙草を吸うか?子供は理不尽な暴力で被曝させられている。自分で健康のリスクを承知で吸っている煙草やレントゲン、飛行機での被曝と原発の放射線の被曝を比べて大したことない、と言うのはもはや悪意と言うより犯罪。

 最後に今までほとんど内部被曝について勉強してこなかったという方には以下のブログの資料がオススメ。説明文を少なく可能な限り図解してくれています。
「外部被曝と内部被曝」(市民の街ブログ:2011/06/04)
今まで見た資料の中で一番わかりやすい。


矢ヶ崎克馬さんからのメッセージ

我々は内部被曝隠蔽の歴史を学ぶ必要があります。
被爆者が内部被曝を隠ぺいされて苦しんできている事実を、事実として学びましょう。
被爆者は原爆にやられ、その上、内部被曝を切り捨てた「被爆者認定基準」によって苦しめられました。
被爆者は二重の苦しみを味合わされたのです。原爆症認定集団訴訟はそのことをよく物語っています。

第1次集団訴訟の全判決が内容的に内部被曝を認めて原告側が勝訴したことを再認識しましょう。

そして今回の原発炉心溶融の事態に、内部被曝隠蔽の歴史を繰り返させてはなりません。

内部被曝を否定された被爆者の苦しみを再現してはなりません。
ますます深刻になっていく放射能汚染の実情が、おずおずとではありますが明らかにされつつあります。

汚染は放射性微粒子によって進みます。
試算ですが、放射性微粒子は発電炉上空100mに吹き上げられて、毎秒4mの一様な風に乗るという想定で計算すると、直径1μmくらいならば1500kmはゆうに運ばれます。
風が強ければもっと遠くまで運ばれます。現実はシミュレーションのように、放射能汚染の地域が拡大しています。チェルノブイリの時の日本の汚染状況よりはるかに高い汚染が進んでいるようです(小出裕章先生資料)。

スギ花粉の直径が30-40μmですが、放射能微粒子の直径はその10分の1以下のサイズです。
普通のマスクでは防除が困難なサイズです。
ずいぶん広範囲な地域の住民が内部被曝を受けざるを得ない危機状態が進んでいます。

私たちは汚染される覚悟が必要です。
しかし、悲観して恐怖の内に汚染を待つのはよしましょう。
この怒りを胸にしっかり収めて、開き直って、楽天的に、知恵を出し、
最大防御を尽くしつつ、やるべきことはすべてやることしかありません。
そして核のない新しい日本を創ることを決意するしかないのです。

今、端的に言って、日本のどこにいても汚染は避けられません。
汚染から精神的に逃げていれば、被災地救援や日常生活にも、「恐怖」は足かせになります。
政府の「安全」、あるいは「直ちには健康に影響は無い」という
不誠実極まりない「安全神話」に乗せられば、しばらくしてから現れるとんでもない悲劇が待っています。

みなさん、開き直って楽天的になり、支え合って、最大防護を致しましょう。
やるべきことは全部やって、危機を脱出しましょう。

救援も生活もやるべきことは全部やって 切り抜けましょう。
正しい知識を獲得することが大切です。
心構えは、「みんなで支え合う大きな利己主義」を持ちましょう。

テレビで流されているような、「汚染されたホウレンソウを一年分食べても平気です。」
等という蛮勇は、無知であり人間を大切にする思想に欠けたものです。
正しい知識を持ち、勇気を持って、賢く人間愛に基づく判断を致しましょう。

ガンマ線発射の放射性放射体が測定されたら、
その背後にはたくさんのアルファ線放射体やベータ線放射体が一緒にいます。
政府発表は「X線検診の被曝量と比較して・・」と言いますが、
医療では被曝させるけれども被曝する危険以上の医療的メリットがあるという目的を持った被曝です。

それだけに被曝限度も大きく設定されているものです。
このようなメリットを伴う被曝と迷惑千万な受動被曝を比較すること自体が、
まさに不遜な行為ではありませんか?

飛行機に乗った時の被曝といえば宇宙線による被曝です。
日常受ける被曝には様々な原因がありますが宇宙線がかなり寄与しています。
宇宙から飛んでくる放射線は透過力が高いものです。
透過力が高いということは物質(身体)との相互作用が少ないということです。

放射線が身体を突き抜けるということは、突き抜けた放射線は相互作用しなかったということです。
内部被曝する場合は相互作用の非常に強い放射線(アルファ線、ベータ線)にも
被曝することになります。比較する土台に共通性のない比較です。

このような発表をする人には、内部被曝の危険性を勉強してくださいと言いたいものです。

がんになって亡くなるのは、1万人に一人くらいのものでしょうか
(これは多分非常に低く判断していると思います
《肥田舜太郎先生のチェルノブイリ放射性降下物被曝時の乳がん死亡調査》)?
(それでも人口が1億人だと1万人!!!)

これらの方は病名が判明してもその原因は決して解明されることがありません。
決して国家的に補償されることがない被害です。
それだけに、原子力発電をやめさせることしか報いる方法がありません。
我々の根本的な責任です。閉じ込めることしか対応方法がない原子力発電は、
本質的に未熟なテクノロジーなのです。

今は、みんな「貧乏くじは当たらない」と楽天的な願いを持ちましょう。
今はあくまで楽天的に、悲観を先取りせず、悲劇の確率を最小限に食い止めることです。
あくまで楽天的に憲法の精神で、『個の尊厳』を守ることでやり遂げましょう。

汚染が進む地域で「建物内退避」は危険の増幅です。内部被曝を拡大します。
政府は、住民避難領域を拡大すべきです。
被曝弱者である乳幼児、妊婦、感染症罹患者等々の避難をすぐ行うべきです。
汚染が確認されている地域だけでなく、もっと広い範囲にいる人も放射能汚染の対応を致しましょう。
完全防護はできなくとも、部分的でも可能な限り防護することです。

(1)マスクをしましょう。
(2)帽子を被りましょう。肌をむき出しにせず、外套は埃の付きにくいものがベター良いでしょう。
家に入るときはマスクをしたまま、埃を払い、それから家に入りましょう。
(3)野菜等の食品はよく洗うことです。流水で洗いましょう。

お湯でゆがけばもっと効果が上がるようです。
この判断は放射性微粒子が表面にくっついているだけであると判断をしています。

放射性物質を根から吸い上げて内部が汚染されている状態ではないと願っていますが、
そうなったら廃棄しかありません。

汚染されている水から放射性物質を取り除くことは一般家庭では難しいものです。

防護のことは知恵を出し合って致しましょう。
政府は、この事態を客観的に把握し対処できる組織を確保し、体制をとること。
政府は正しい認識を持つこと、迅速に正確な情報を提供すること、
人間尊重の立場から対処すること。
政府が客観的な科学的な認識を確保しない限り、
推進派のまやかしの安全性吹聴は続きます。
私たちの声はそろえましょう。

脱原発の日のブログ(2011-03-31 02:31:03)より)
※太字、赤字は僕がつけたものです


矢ヶ崎先生の話をもっと聞きたくなった方はこちらを。

資料
内部被曝についての考察(琉球大学 矢ヶ崎克馬)
(10ページのpdfファイルです)



「内部被曝の恐ろしさは、1千万分の1グラムのヨウ素131が体内に8日間とどまっていた場合、1シーベルト被曝した計算になるほどなのです(矢ヶ崎教授)週刊朝日より


おまけ:放射性物質の半減期
クリプトン90----------32.3秒
キセノン138----------14.1分
フッ素18-------------109.8分
テルル132-----------3.204日
ヨウ素131------------8.04日
テルル129-----------33.6日
ポロニウム210--------138.4日
ルテニウム106--------373.59日
コバルト60-----------5.27年
水素3---------------12.3年
プルトニウム241-------14.0年
ストロンチウム90-------28.8年
セシウム137----------30.0年
ラジウム226----------1600年
プルトニウム239-------2.4万年
ウラン235------------7億年
ウラン238------------45億年

2011年6月21日

SOEKS

 やっとガイガーカウンターが買えた。SOEKS-01M
 時間のある時にネットで物色していたけど欲しいモノの納期はほとんど9月末か、納期が早いとぼったくりのような高い値段。超品薄の売り手市場で買えずにいたが日曜日に在庫有りの表示を見つけ思わずクリック。昨日発送されて今日届いた。納期2日。送料を払っても4万円以下だった。
 すぐにジップロックして電源を入れて使ってみる。計測時間が20秒と短いのがまず嬉しい。そして画面が見やすい。20秒ごとの放射線値を緑、黄色、赤で大雑把に安全度の表示もしてくれる。ぼったくられるのは嫌だけど、とにかく早くいろいろと細かく測りたいから駄目元でクリックしたけれどコストパフォーマンスはかなり高くて満足。ガンマ線とベータ線の計測が可能。付属の特製アルミプレートを装着するとベータ線を遮断しガンマ線のみの計測が可能。USB電源で使うことも可能なのでPCにUSBで繋ぎっぱなしにして常に変化を見たりUstreamでみんなに放射線値を公開する事にも使える。
 僕が買った業者は英語の説明書の他に日本語のクイックスタートガイドやminiUSB、テスト用電池ともう一組の電池も付けてくれていて良心的だった。単4のeneloopもamazonで買い足しておいた。
 機種名にSOEKS-01とSOEKS-01Mと「M」が付くのと付かないのがあるけれどMの付く機種の方が新しく性能はかなり違うようなので興味のある方はMの有る無しはしっかりと確認を。計測時間も01は60秒、01Mは20秒。いろんな所を測ってみるとわかるけれど意外と40秒以上は長い。

 僕がこれをクリックした翌日に武田先生がとうとう読者からの要望の多かったオススメのガイガーカウンターを発表するという悪夢があり「ああ、しまった!」とも思ったけど先生オススメの機種は予算オーバーでした。
 あまり知られていないけど日本製で3万円でPCとUSBで接続することで1日の細かなデータを取り込めてグラフに出来る測定器が本当は一番欲しくてキャンセル待ちをしているけど人気が高いようで未だ連絡無し。
 買いたかったRADEX RD1706インスペクターは値段が普通じゃないし納期がまだまだかかる。来年になれば値段も落ち着くかもしれないからしばらくはこれを大事に使っていく。今や一家に一台というより東北では車と同じくひとりに一台必要かもしれない。

 それにしても上の動画はこれを書いてる屋内の部屋で撮影したのに0.48μSv/hとか普通に出てサイテー。

2011年6月22日

被災届出照明願(高速道路利用専用)

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 被災届出照明願を出すと免許証とセットで白河以北の高速道路がタダですよ。とってきました。とってみて感じたことは偽造が超簡単そうだし、ただでさえ大震災で事務処理とか大変な役所の窓口に相当負担をしいてるであろう事。現政権の民主党が、子ども達に多量の放射線を浴びせても健康に直ちに影響は無いし全然大丈夫と言っていることだけは伝わるけど他のことは良くわからない。東北以外から東北の被災した人たちを助けようと訪れる個人や団体のボランティアは今まで上限1000円だったから何度も来てくれたけど通常料金を取られるようになるので4回行こうと思っていたのを3回とか2回とかすると言ってました。これも現政権のおかげです。そうですか。

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 過酷な地に住んでいる僕らはミネラルウォーターを買い続けなくてはいけなくて死にそうです。領収書、全部東電に回したい。
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 地元のスーパーで容器だけ買えば逆浸透膜の純水をもらえることがわかって入手しました。少しでも健康に生きるために仕事以外の雑用が多くて大変。もちろん雑用で半日つぶれたら自由業な人は無収入です。補償なんて無いですよ。

2011年6月23日

「5人の彫刻展」のお知らせ

東日本大震災チャリティーイベント「5人の彫刻展」に参加します。




大震災を受けての作品展なので今まであまり展示したことのない「KI・ZU・NA」シリーズをメインに展示しようと思っています。「KI・ZU・NA」シリーズは切っても切れない縁をひとつの石から切り出した2つ、3つの石の輪で構成した作品です。

2011/07/16(土)〜07/24(日)
10:30 – 17:30(入場は16:30まで)

※詳しくはこちら


※売上金の一部は義援金に充てさせていただきます。

参加作家関連リンク
伊藤 聖悦
岡田 純子
高橋 健太郎
平泉 正司
山中 環

田舎のアートスペースの地図はこちら。
土曜日と日曜日は基本的に会場につめてますので迷ったら電話を。

より大きな地図で ギャラリー を表示

2011年6月24日

SOEKS のレッドゾーン表示

 3日前に、やっと手に入ったガイガーカウンターのスイッチオンからオフまでの説明動画を作ってアップしました。SOEKSは僕が見た放射線測定器の中ではかなり表示が見やすい。それだけではなくて画面の下半分が数値で緑・黄・赤と信号のように直感的にわかるように表示される。

[緑] "NORMAL RADIATION BACKGROUND" (0.4μSv/h以下)
[黄] "HIGH RADIATION BACKGROUND" (0.4〜1.2μSv/h)
[赤] "DENGEROUS RADIATION BACKGROUND" (1.2μSv/h)

 動画を撮影したとき僕の部屋でいきなり黄色表示になってしまったけどさすがに赤表示を撮影することは出来ないだろうと思って説明だけで編集してアップした後で気が付いた。我が家のホットスポットを。
 家を作ったときに周囲の家の雨樋が落葉でみんな詰まっているのを見て我が家は雨樋を付けず、雨の落ちる地面を大きく深く掘ってU字構を埋設した。そこに暗渠を仕込んで下水に繋いで大きな採石で埋め戻している。大量の雨水が落ちても一気に地面に浸透していくシステム。

 きっと、その土中のU字構や採石が屋根からの放射性物質を全て受け止めて汚染されている。ガイガーカウンターを置くと真っ赤っかになりました。(太陽が明るくて画面が見にくくてごめん)

人が住んでて良いの?本当の事を誰か教えて。

2011年6月25日

男3人と女1人の井戸端会議

 雨。地元の子と美術教室。昼食後twitterでいろいろ読んだりツイートしているうちにまた原発への怒りがこみ上げてきてツイートがエスカレートしそうだったので離脱して、ゑみし窯の池田さんのところへカミさんと出かける。

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 仙台から窯焚きの手伝いでご一緒したことのあるカメラマンの方もいてみんなで、あれこれ色々話す。

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 東日本大震災の影響で展示会が中止になったため作品展示室にいつも以上の数の作品が展示されていたので見せてもらう。高台が黒くないのは南蛮焼きに似ていても非なるモノだとおしえてもらう。高台、セクシー。

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 釉薬のかかった作品ももちろん素晴らしい。我が家でも織部を始め日常の食事の時に池田さんの器を贅沢に使わせてもらっている。

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 でも、やっぱり「南蛮」いいなぁ。惚れる。南蛮って何?という方はゑみし窯のサイトへどうぞ。

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 チャオ、かわいい!

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 こんな時期なので制作や作品の事だけ話してすまないのが悲しいところ。池田さんのログをとれるガイガーカウンターやアナログの(針の)測定器、カメラマンの方が持ってきたモノと僕のSOEKS-01Mを話している間ずっと並べておいてそれぞれの機種の傾向を把握する。

 池田さんは「放射線測定実習セミナー」(~放射線量計を正しく使うための入門講座~)に参加できることになったというので後で講習会を開いてもらおう。校正をしてもらえるようなので当日僕の測定器もお願いして持っていってもらおう。

2011年6月28日

田中優さんの講演会

 「田中優&まーちゃん★ハッピーツアー♪しばた」というイベントが隣町であった。田中優さんの話はYouTubeでもいくつか見られます。(例えばこれ
「原発から80キロ圏内に暮らす私たちのいま・みらい」
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 スタッフとして朝から会場入り。スタッフと言ったって僕が出来ることは椅子や机を運ぶことくらい。だけど。このイベントは最初たったひとりの女性が「やろう」と考えて始めたイベント。えらいなぁ。手伝えることがあるならやろうと思った。

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 原発の問題が深刻さを増す中で手を繋ぐようになった地元の仲間が何人もいるのだけど、そのうちのひとり人形劇場をやっているてんたさんは子供のことを考えて必死に講演を聞きに来るお母さんのため、託児所にする部屋に木を中心とした素敵なオモチャを運び込んでいた。てんたさんはNPO法人 日本グッド・トイ委員会のメンバーでもある。

 このおもちゃだってきっとみんなの予想を裏切る動きをするよ。

 素敵。もっと面白いものもたくさんあったんだけど撮影に失敗してました。みたい人はてんたさんの公演で是非。

 原発関係の動画はほとんど見て勉強しているので田中優さんの各地での講演ももちろん見ているけど今日、ノートに新たに書き留めたこと。
・放射線を恐がりすぎない。恐がらなさすぎない。
・原発が建つ地域の人たちはお人好しが多い。
 (僕には原発でねじ曲げられた人生の怒りは我慢できないと表明しておきますが)
・飲料水を全てミネラルウォーターに頼ると家計が大変だから家庭でできる自衛の方法
・放射能は無くならないのだから免疫力を高める(具体例もいくつか)
・今、安心できる海産物

 フランスが奨励している話。内部被曝を極力避けるためには食品は放射線値を明記したものを買うこと。明記されていないなら産地で選べ。ホットスポットを測れば市町村単位の地域ごとに放射線で、汚染されているものと汚染されていないものを分けられるのに、残念ながら日本は県単位で表示することになっているので、十把一絡げに県単位で選ぶことになる。そのために安全な農産物も県内の他の地域で駄目なら都道府県の産地表示ならアウト。必然的に買っても良い県はしぼられる) 当たり前の話だと思う。

 講演で田中さんが「駅からここに車で来るまで竹を見ていたんです。竹は放射線があると飴色に変わるんです。竹は青々としてたからここは大丈夫ですね」と話していたので講演終了後に思わず話をしに行く。僕の住んでいる所では今年、竹の子の出来が悪く山の衆から例年ならもらえる竹の子をもらえない人が多かった。それだけではなくて例年なら竹の子がとれた後に黄色く枯れていく竹が「竹の子が出る前からどんどん黄色く枯れていくんだよ。。。」と言う話をたくさん聞いたし事実、多くの竹が原発の爆発の後、飴色になったのをあちこちで確認した。何事かと思っていた。「あ。ここにも影響あったんですね。。。」と田中さん。

110628
 講演会の後、田中さんとスタッフで少し懇談。講演会は宣伝しすぎて会場には入れない人が出るのを心配して直前は宣伝を控えたのに200人くらいの方々が来場された。

 山形へ向かう田中さんとまーちゃん一行をお見送りした後スタッフや原発の問題に危機感を感じている人たちが残って話し合いをした。
 今ここにある放射線が目に見えないために「ある」という前提で話をするだけで思わぬ軋轢や反感を買うこともあるのが悲しいけど今の現状。

 例えば、僕の住んでいる所の話ではないけど0.8μSv/hを超える保育園もある地域のお母さんが学校に、子供を放射線から守る対策をして欲しいといっただけで、男の議員がふたり「それじゃあ、まるでここが放射線で汚染されているみたいじゃないか。」と言いに夜、自宅までやって来たという。0.8って幼い子供にとって致命的に汚染されている数字だ。議員は税金で何のために働いているのだ?

 だから放射性物質がある事を前提に話が出来るという当たり前の事が、まず嬉しかった。仙南と呼ばれる宮城県の南部の市町村で原発の問題に対してに今までやって来たことを報告し、現状を確認し、これからは今までのようにばらばらではなく手をたずさえ協力して仙南地域として宮城県や福島県とも協力して行動していこうという事になった。仙南の川崎町からだけは残念ながら参加がなかったけれど、それ以外の仙南の各地で行動している方々と出会えて良かった。放射線がある、という当たり前の事を時々こうやってみんなに会って実感しないと、国とテレビが宣伝する安全デマに負けそうになる。大手の新聞は戦後を反省したとか言っていたのに大本営発表を官報のように流し続けている。残念ながら本当の情報はそこにはない。
 当たり前に放射線を恐がり、当たり前に立ち向かい、当たり前の生活を取り戻そうと思っている宮城県南部に暮らしている方々、福島の方と当たり前に話が出来て、繋がる事ができて良かった。未来へ!

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 最近、人が集まるとお決まりのガイガーカウンターの数値合わせ。


 別の勉強会でも一緒になった七ヶ宿町で炭焼をされている方が同じガイガーカウンターを持っていたのでそれとも数値合わせをやってみる。

 名残惜しくて、てんたさんに我が家の夕食に付き合ってもらって話す。

 原発事故は人生に必要のないことだったけど、残念ながらこんな事になってしまった今、唯一の救いは価値観を共有出来る人たちと新たに出会っていること。こんな時だからこそ気持ちや価値観を共有出来る人と出会えるのは救い。今年の年頭の目標の書き初めに「会」と書いたときは、こんな事になって多くの方々と会うことになろうとは夢にも思っていなかったけどね。

 あ、そうそう、最近原発関係のエントリーばかりだけど、放射能とどう向き合うかはもう生き方の問題。親しい方が近い将来ガンや病気になるのを見たくないから「これだけは気をつけて」と1回は話するけど、放射能の話がいらない人には二度としないからご心配なく。

2011年6月29日

夕暮れ散歩

 朝から1日、仙台で大切な友だちに会う。みんな大震災以来の再会。本当によかった。

 帰ってから小春と田んぼに散歩へ。
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 7時を過ぎても明るいレンズなら普通に写真を撮れるほど明るい。

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 この時間の小春との散歩は人生の中でも幸せな時間だったんだけどその幸せは悲しいけど感じられない。「解放感」が幸せの要素のひとつだったんだなぁ。

2011年6月30日

冷却剤首輪

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 暑いっっ。

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 愛犬小春と昼の散歩。小春もへろへろ。

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 あまりの暑さで室内でもはぁはぁ言ってるのでカミさんが冷却剤をハンカチで包んで首に巻いてやっている。

情報弱者

 アメリカで問題になっていることのひとつに「情報弱者」の問題がある。インターネットに繋がっていることが前提になっているために、多くの情報がネットだけで提供されその情報にアクセス出来ない世帯で本来受けられるべき社会福祉などの権利を受けられない。
 これがそのまま日本の原発問題に当てはまるのが恐ろしい。例えば今日の朝日新聞で放射性物質の被曝を心配している「妊婦」への答えがこれだ。

 100ミリシーベルト以下の被曝では、胎児への影響(奇形など)は起こらないと考えられる。胎児が将来がんになる危険性は、食事や喫煙といった生活習慣など、放射線以外の原因で生じる危険性と比べて、現時点でははるかに小さい。
 妊婦にこんな事を後に残る文字にして書ける新聞てすごい。100ミリって。YouTubeでチェルノブイリの動画を1本も見てないんだろうか。
 先日のエントリーでも書いたけど煙草と放射線被害を比べるのは犯罪的な行為。それが旧態已然の新聞、テレビ、ラジオでは今でも当たり前に報道され続けているのは恐ろしい現実。煙草より放射線の方が安全とする発言をする人は、裁判にかけられないか検討されているしネットに繋がっている僕らにはその異様さを客観的に見られるけど「新聞に書いてあったから」(正しい)とか天下のNHKが言ってるから(正しい)という人がこの世にもまだいる。そんな情報にだけしか接することがない人に僕らが何をどう伝えたらいいのだろう。

 おとといの田中優さんの講演会の後、スタッフと田中さんの懇談会の席で出た話は象徴的だ。
テレビ・新聞・ラジオ(といった旧態已然のいわゆる記者クラブメディア)の情報にしか接していない人と、インターネットの情報に接している人との間の情報の格差は恐ろしい。さらにインターネットをやっていてもウェブサイトを見ているだけの人とツイッターをやっている人の間での情報の格差もすごい、と。ツイッターを日常的なツールとして使っている人でこの意見に異を唱える人はいないだろう。
 田中さんはネットに繋がっていない人には話をしたりしてその間を埋めてあげる努力が必要と言っていた。だからあえて古いメディアの「新聞」を印刷して福島のおじいちゃんおばあちゃんに配っている。素晴らしい。僕も地元のじいちゃんばあちゃんにツイッターレベルの話をわかりやすく話していこうと思いました。不安をあおらないように気をつけて。

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