今年も、1年を振り返っての年末恒例の超個人的な重大ニュースのまとめ。始めてから10回目。10年か。
■ 初めに個展やグループ展、制作のこと。
- 三越のフェアに初めて参加。その作品を作るために厳冬期に石磨きして凍りまくり。そのお陰で寒くなければ見られない景色も見た。
- えべつ脱原発芸術祭2016に参加。
- 友だちの恵さんと千葉で 「恵・環・展」夢の様な3日間だった。楽しくて、とても幸福だった。
- 東京で個展。東京では初めてだったので、友人知人、同級生、元同僚、教え子たちで連日、大盛況でとても嬉しかった。この個展をきっかけに、タブレットの石のペン立てを作ったり、美術研究所の時の友だちとコラボレーションも始めて、手の平に乗るような石を今年はずいぶん作った。カボションとか。
- 松島の藤田喬平ガラス美術館の企画展に参 加。
- 蔵王のミュゼマエナカで個展。発表、刺激、勉強、感謝、etc。僕にとってかけがえの無い場所のひとつになっている。そんなギャラリーのコレクションのひとつに僕の作品も加えていただいた。僕の一番のコレクターの方が今回も東京から駆けつけてくれてブログにもエントリーしていただいた。
- 大好きなレストランのプレートを勝手に作ったら自分でも気に入って、今年はずいぶん石に文字を彫った。東京の個展にも展示したし個展のタイトルロゴも彫った。御依頼もいただいていくつも作った。
- カメラマン(でもありプロデューサーでもある)寺岸さんにスタジオで彫刻の写真を撮っていただいた。計二日間に渡って。その写真集は東京個展の会場にも置いて見てもらった。(撮影舞台裏)
■ 今年見た作品展の中で、特に印象に残っているもの。(月日順)人の作品展など見る必要など無い、自分の作品を追求すれば良いのだから。という考え方は意外と主流。でも僕は自分の作品はもちろん、誰かが作って表現したものを見るのが大好き。たくさんの作品の中から、ごくごくたまに自分の心に響く作品に出会うことがあって、その時の幸福感に勝るものはそう無い。僕には output と同じくらい input が必要。
- 髙橋健太郎 公開制作
- スギサキマサノリ 展 [宮城レポート2016.3.11]
- The SAREE OF PINK!!
- 村上隆のスーパーフラット・コレクション
- 六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声
- ヨシダ ナギ HEROES。今年のマイベスト展!なんて元気のる写真展。展示の方法も素晴らしかった!!
- 菊田佳代さんのガラス、森本草介さんの絵画。エール蔵王 島川記念館の収蔵作品はまるで美術の教科書。
- 杉崎正則 彫刻展
- 菅野泰史個展「手向けの作法」
- 作品展では無いけれど、映画「この世界の片隅に」が素晴らしかった。見てよかった。見逃さなくてよかった。
■ 今年もいろいろありました。
- 女性ばかりのランチ会で石の彫刻制作のことを話した。貴重な経験。
- 今年一番のイマソラ
- ひな祭りコンサート
- マイナンバーのからみか、ずっとやってきたe-Taxが出来なかった今年の確定申告。
- Mikiちゃんと炒飯対決
- 嵯峨さんのアトリエで飲み会
- 蔵王の個展の搬入前日の味噌おでん。一度は断ったのに強く強く誘ってくれてありがとう!美味しかった。さゆりさんところでいただく料理はいつも美味しい。KENZOさんのチベット仏教の法要の後でいただいた雑煮の美味しさは忘れられない!
- 石彫号 5号から6号へ
- 「てとてと 春 2015」に掲載していただいた、震災を振り返っての文章。1年経ってブログにも再録させてもらいました。
個人的にはジェットコースターで揺られているような一年だった。肉体的にも精神的にもちょっと疲れた。平坦な感動のない人生より、アップダウンがあってこそ人生だ!なんて普段は言ってても実際に猛スピードで下っている渦中にいる時はなかなかキビシイ。「夢と現実」今年の正月に書いた書初めが身に沁みる暮れ。制作を続けていたら生活ができなくなりそうな事態になった。今年、予定していたふたつの個展も中止せざるを得ないかもしれないと覚悟した。石神彫刻工房さんに助けていただいて、春から今月まで働かせてもらいました。感謝しています。そのおかげで、今年も制作を続ける事が出来た。ふたつの個展や作品展を開催できた。
ここまでなんとか続けてこられた。来年も制作を続けられますように!「芸術とお金」
(これまでのまとめ:2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年)